最近周りでヘアドネーションに興味を持つ人が増えています。
親戚の子供やお客さんも数人話を聞きます。
「私最近髪を伸ばしてるんだ〜」
「ヘアドネーションをやってみたくてね」
「一回くらい人の役に立ってみたい」
と今日のお客さんも話してくれました。
ヘアドネーションとは
ヘアドネーションとは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動です。
日本でヘアドネーションを主催しているのは、
◎JHD&C
◎つな髪
◎NPO法人HERO
という3団体があります。
基準に達した髪を美容室や自宅でカットして各団体に送るとそれぞれの団体の目指す目的でウィッグを作り寄付してくれるというとても素敵な活動です。
JHD&C(通称ジャーダック)は、日本で初めてのヘアドネーション団体です。
何らかの事情で頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに、寄付された髪の毛のみで作った医療用ウィッグを完全無償提供しています。
NPO法人HEROは、先天性の疾患・不慮の事故などさまざまな理由でウィッグを必要としている18歳以下の子どもを対象に、人毛を使ったナチュラルなオリジナルウィッグを製作・プレゼント。
つな髪プロジェクトは、ヘアドネーションにより医療用ウィッグを無償提供するプロジェクト。
女性用ウィッグの製作・メンテナンスを手がけている、15cm以上の長さから受け付けているのも特徴です。
つな髪では15cm以上、または31cm以上の長さがあること
髪の長さは15cm以上から受け付けているのが特徴で、もちろん31cm以上でもOK。ただし、時々受付を休止することがあるようで、また2021年7月31日をもって長期休止になると発表されています。
つな髪のホームページより
2021年7月31日を持ちましてつな髪は15cm以上31cm未満の髪の受付を長期休止させていただきます。
当初予想していたよりも多くの方にご参加いただき、15cm以上31cm未満の髪を使用して作製するつな髪ウィッグ(肌優)を提供できるための髪が集まりましたので、お受け付けの長期休止という運びとなりました。
と発表されていました。
現状はどこも31センチ以上無いとダメという事ですね。
髪の毛を寄付するときの注意点
●31cm以上の長さがあること。
医療用ウィッグとして使用できるの最短の長さは31cmです。
※引っ張ると切れてしまうほどのダメージでなければご寄付できる。
●髪の毛が完全に乾いていること
髪は乾燥した状態で、くせ毛等は伸ばした状態で計測する。
湿っていると移動中に繊維が痛みやすくなり、カビなどが繁殖すると周囲の髪もまとめてダメージを受けるので注意する。
●切り口を輪ゴムでしっかりまとめていること
毛束は根元を輪ゴム等でしっかりと結ぶ。
紐などで縛ると途中でほどけてしまうので、ゴムを使用する。
●髪の束は同一人物ごとにまとめること
ウィッグは長さによって選別されます。
複数の髪の毛を送る場合には、全員のものをまとめて束ねず個人で束ねる。
パーマやヘアカラー、縮毛矯正等の化学処理が施されている場合でも、トリートメント等で日常的に手入れされていて、主観的にダメージの少ないものであれば問題ない。
●カット方法について
切り口から毛先までの長さが31cm以上が必要です。
カットするときは、カットしやすいよう何ヶ所かをゴムで束ねてからハサミを入れる。
細く束ねた場合は、束ねたゴムから1cm程度上からカットし、太く束ねた場合は、2cm程度上からカットする。
※細く束ねた場合、出来るだけ長さを合わせてゴムで一つにまとめる(複数人送る場合には、個人ごとにまとめる)。
※バラバラになってしまった髪の毛は使用できなくなってしまいますので、ご注意ください。
どうやってカットするの?
①行きつけの美容院でカットしてご自分で送付する
行きつけの美容室が賛同美容室でない場合、対応していただけるかを事前に確認する。
ヘアドネーションは、通常のカットよりも作業手順が増えます。
美容師さんとよく相談をしてから行う。
②賛同美容室でカットする
ヘアドネーション賛同理美容室ですので、手順や注意点なども把握されていますが、事前に「ヘアドネーション希望」と必ず伝える。
賛同理美容室は髪の毛の送付も行っていますが、自分で送りたい場合には、美容師さんと相談の上、各団体の送付先へ送付方法を確認の上送付する。
※一部送付サービスを行なっていない理美容室もありますので、事前にご確認ください。
③自分でカットして自分で送る
自宅でカットした髪の毛を送る事も可能です。
正しくカットされ束ねてある髪の毛だったら上記の3団体のどれかに寄付するとウィッグにして目的にあわせて寄付してくれます。
芸能人の方もだいぶ参加されていて、その影響もあり関心を持つ人が増えているようです。
「一回くらい人の役に立ってみたい」
と言っていたお客さんの言葉がとても耳に残っています。
本当に素敵な活動ですね
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