お金の教育 ごほうびシール①

お金の話

我が家の子供達が小さい頃、「ごほうびシール」という制度がありました。

上の子が保育園の頃から小学校までは現金のやり取りではなくシールでお金の代わりにカウントしていました。

我が家は子供の誕生日には親からのプレゼントはケーキだけで誕生日プレゼントの品物はなく、普段もお小遣いがあるわけでもありませんでした。

その代わりごほうびシールというものがあり、欲しいものは全てシールを貯めて買うという感じでシール一つでだいたい50円位でした。

お手伝いをしてくれたらシール1個
何かを頑張ったらシール1個

約束が守れたらシール1個

肩たたきしてくれたらシール1個
等々・・・
親の都合がいいように、シールの数を増やしたり、付けたり付けなかったり・・・

上の子が年長の頃は任天堂のDSが発売された頃で、当時は大人気でなかなか入手できないほど人気でした。
もちろんうちの子も欲しがったのですが、それもごほうびシールを貯めて買わせました。
あの時はたしかシール150個貯めたら買ってあげるだったと思います。

実際の金額とはもちろん違いますが、150個貯めるはかなり頑張らないと買えなくて

彼女も他に欲しいものを我慢して一生懸命貯めていました。

間で何か欲しいものができて使ってしまったら、その分DSが買えるのはまた先に伸びてしまうので我慢して・・・


やっと目標の150個になる頃は、たしかもうすぐ小学校に上がる春休みの頃だったかなぁ・・・


あと3個で達成っていうときに歯医者に行かなくてはいけない事になって・・・


歯医者も本当は恐いし途中で泣きたかったかもしれません。
でも今日だけ特別3個・・・
泣かないで頑張ったら3個あげる
そうしたらDSが買えるよ❗って励まして、一人で歯医者の診察台に行くように言い聞かせました。

それまで一人で行ったことはなかったけれど、怖がりの長女が勇気を出して
一人で頑張りました。


泣かないで・・・

まだ保育園の年長さん

よく頑張ったと思います。

そして150個達成した時のあの姿・・・


「やった~!」って飛んで跳ねて喜ぶあの姿は今でも忘れません。


ホントに嬉しいってこんななんだな・・・って
ホントによく頑張ったなって思います。


思い出して記事を書いていたら、涙が出て来てしまいました。

ごほうびシールとは、よく学校で使うただの丸いシールです。


それを手作りで表を作り壁に張り、目標の所に印をつけてそれに向かって頑張って貯めて行ったのですが、なぜお金ではなくシールにしたかと言うと

お金だと、時々どこかへお出かけする時のお小遣いにとおじいちゃんやおばあちゃんが子供に千円位くれる事があるので、そうすると意外に簡単に100円200円位なら使えちゃうからです。


特に私が気を付けたかったのが店の入り口にある「ガチャガチャ」


一回200円・・・
買い物の度にねだるようになっては困ると思っていたので、ごほうびシール制はかなり効果がありました。

「これ欲しい!」って言われても、

「ごほうびシール4枚だけどいいの?」

って言うとよく考えて決めていました。

そんな時は我ながら良い方法を考えたなと思いました。(笑)

ごほうびシールについては良かったと思っていますが、

自分のお金の価値観については

子供に「お金がない」と言って育ててしまったりなどと

間違えていたかもと思うこともあり

それは私も勉強しながら修正中です。

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