「オーマイボス!恋は別冊で」
というドラマが放送中です。
その中で、主人公の潤之助と奈未が付き合っていて、
潤之助がプロポーズをするのですが、実家の金沢に帰って家の家業を継ぐので一緒についてきて欲しいと言うのですが、奈未は仕事をやめるのに戸惑い二人は別れてしまうというシーンを娘と見ていた時の話です。
子供がこんなに好きな人と別れなければいけない親の仕事って何?
という事です・・・
子供の幸せをのがしてでも継がせる家業・・・
そうやって守られて来たものがありますよね・・・
継ぐものがある人の幸せ・・・
継ぐものがない人の幸せ・・・
その逆もありますよね・・・
どちらがいいのだろう・・・
そう考えると、「代々継がれた」というのはとても貴重で
伝統文化や伝統の商品
長く続く会社
代々続く家
その中にはいろんな人の消えた夢や恋人もいたのでしょうね
うちに来るお客さんの中にもそういう人もいて
お互い後継ぎ同士でどうすればいいか答えが出ず、何年も結婚できないでいた子もいました。
その子の家は、何代も続いているお宅で、お父さんとおじいちゃんがその子に後を継いで欲しいと言っていて、確かにその二人の気持ちもわかります。
もしも私があなたのお母さんだったら、あなたが一番幸せになって欲しいと思う・・・
家族を持って欲しいと思う・・・
確かに100点の答えでは無いかもしれないけれど、
もしもこのまま結婚せず、他の人とも結婚せず、子孫も残せないよりは、血筋を守るという意味では正解なのでは?
なんて話した事があります。
その後どうしたのかな・・・
本当に難しい問題です。
私なんかが口を出せるような問題では無いのですが、「母心」を想像して話ました。
実際、その子のお母さんもそう言っていると言っていましたが、どうしたかなぁ・・・
我が家もまたそこまでは大変な家ではないですが、父親はやはり後継ぎ問題をヤキモキしています。
私も結局後継ぎで、マスオさんとして夫に家に入ってもらいました。
私達は家に入りましたが、名字問題は解決しておらず、私の子供達が残ってくれる保証もなく・・・
家を守る重要性は理解できていて、守りたいけれど、そのために子供達の将来を縛り付けたくない・・・
だから、なんとなくしか子供に後継ぎの話はしていないけれど、でも継いでくれる人がいなくてもいいとも思ってはいなくて・・・
でも、どうしても継いでくれる人がいなかった時の事を考えるとやっぱり不安もあって・・・
うちのご先祖様、なんとなく考えが古くて固そうだから、「お前達がいろいろ考えてこうなったならしょうがないよ」なんて言ってくれなそうだな・・・
なんて考えたりしています。
我が家にある古い木を見ると、なんとなくご先祖様から託された重みを感じたりはしているものの、こればっかりは、子供達を縛り付けるのもできずにいます・・・
それこそ、伝統文化を受け継いでいる家に生まれ、それを継いでいる人がこれを見たら、
「そんな甘い考えでは家は残せないよ」
って思うでしょうね・・・
それくらい覚悟をして、そして子供の気持ちがわかるとしても子供にもしっかりとその大切さを教えて育てているのでしょうね・・・
それでこそ残せる文化、家、商品、等々・・・
だからこそ、そこには重みがあって、貴重な物なのでしょうね・・・
ご先祖様の気持ち
親の気持ち
子供の気持ち
100点の答えを出すのは難しいですね
ドラマを見ながら、ずいぶんと重い事を考えていた夜でした・・・(笑)
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