就職してみたけれど、やっぱり夢が諦められないとか
やっぱり手に職をつけたい!資格が欲しい!
などと後から気づくこともありますね
一度社会人になってからまた学生になるのは勇気がいります。
特に気になるのは「お金」のこと・・・
そんなあなたに、もしかしたらとってもありがたい制度が使えるかもしれません。
雇用保険に入っていた人が使える「教育訓練給付金」について調べてみたいと思います。
今まで看護助手をしていたんですけど、今度看護師の資格を取ろうと思うんです。
専門学校に行こうと思うのですが、専門学校は3年でその間の学費や生活費が心配なんです。
そうだよね・・・
専門学校となると学費もずいぶんかかるよね
そういえば、何か雇用保険から学費の援助があるようなこと聞いたことあるけど、あれってどんな制度なのかしらね?
私でも何かもらえたりできるのでしょうか?
ちょっと聞いてみます。
教育訓練給付金とは雇用保険の中の一つ
ここからは私が一緒に説明いたします
まずは専門学校に行くのに使える制度は「教育訓練給付金」っていう制度です
教育訓練給付金は、雇用保険の給付の一つなんですよ
教育訓練給付金とは、雇用保険の給付の一つなのですが
厚生労働省のサイトから雇用保険について調べてみました。
雇用保険(会社に勤めているときに加入する保険)には
⚫︎基本手当(失業保険)
⚫︎就職促進給付(再就職手当、就業促進定着手当)
⚫︎教育訓練給付(一般教育訓練、専門実践教育訓練、特定一般教育訓練)
⚫︎雇用継続給付(高年齢雇用継続給付、育児休業給付、介護休業給付)
があります。
その中の一つが教育訓練給付金なのです。
厚生労働省のホームページより引用です。
(こういうちゃんとしたところのサイトは、言葉がとっても難しく、理解するのにとっても時間がかかってしまいます。と言うのは私だけ?)
ちょっとわかりにくいですが、ざっくりと理解していきたいと思います。
その教育訓練給付金とはどういう制度なのでしょうか?
教育訓練給付金には種類があります
雇用保険を払っている社会人が資格を取るなどの勉強をするためのスクール代などの一部を国やハローワークからもらえるという制度です。
教育訓練給付金の中でも専門学校の学費の給付は、
「専門実践教育訓練給付金」という給付金です。
雇用保険に3年以上(初めての人は2年以上)ある方が対象です。
私は看護助手を5年やって来ました。
その間雇用保険に加入していました。
正確な内容は厚生労働省のこちらのページがわかりやすいです
https://www.mhlw.go.jp/content/000800588.pdf
ただ、とても難しいのでここではとてもざっくりと説明していきます。
教育訓練給付金の3種類の説明です。
専門実践教育訓練給付金
専門実践教育訓練給付金の対象となる講座は
手に職を付ける系のイメージで
国家資格を取るために日中専門学校に通う学費は
年間100万〜200万とかかかるレベルのイメージですね
大学院・大学などの課程
・専門職大学院の課程(MBA、法科大学院、教職大学院 など)
・職業実践力育成プログラム(文部科学大臣認定) など
詳しくはハローワークのページで確認してくだい
支給額は学費の50%ですが、上限が年間40万円
さらに卒業してから1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合はさらに20% 上限16万円
なので70%の支給が受けらます。(40万+16万 合計56万/年間)
なので、
看護学校が3年間の場合
卒業してから1年以内に雇用保険の被保険者として就職すれば
56万×3年で168万円の給付が受けられます。
看護学校の学費の平均が年間約110万円で3年間で330万円かかるところ
168万円の給付が受けられれば3年間で162万円(年間54万円)で学校へ行けることになるのですね!
それはかなり負担が減りますね!
中には4年間の受講期間が認められている資格もあるので、最大で上限224万円給付を受けられる場合もあります。
この制度を知っていると知らないでは大きな違いがありますね!
受給資格確認前までに訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受けなければ「専門実践教育訓練給付金」は受けられません
制度は時々変わりますし、お金をもらうことなので条件も厳しいと思いますので、事前に必ずハローワークで相談しましょう。
一般教育訓練給付金
一般教育訓練給付金は、雇用保険の一定の条件を満たした人が
厚生労働大臣の指定する講座を受講し終了した場合、支払った学費のうち20%(上限10万円)が支給される制度です。
例えば
の受講費用などが対象で
受講費用の20% (例えば受講費用20万円なら4万円)で上限10万円です。
対象者は
在職者は雇用保険の被保険者3年以上(初めて利用する場合1年以上)できちんと講座を終了した人
離職者は退職日の翌日から1年以内に受講開始した人で、雇用保険の被保険者3年以上(初めて利用は1年以上)ただし、妊娠・出産・育児・疾病・負傷などの適用退職期間の延長があった場合は20年以内できちんと講座を終了した人
一般教育訓練給付金の対象講座は調べてみると意外に多いのですね
スキルアップに良さそうですね
特定一般教育訓練給付金
特定一般教育訓練は、一般教育訓練の仲間で
グレードアップ版のようなイメージです。
対象講座は少ないですね
より就職に役立つ講座で
厚生労働大臣の指定する基準をクリアしたところが
特定一般教育訓練にランクアップされるというイメージ
受講費用の40% で上限20万円
対象者の条件は一般教育訓練と同じで
雇用保険(3年以上 ※初回は1年以上 ※要確認)に入っていて、
辞めてから1年以内(最大20年まで伸びるという特例がある→妊娠、出産、病気等 要確認)
前回の受給から3年以上経っていること
なのですが、大きく違うところはジョブカード作成や訓練前キャリアコンサルティングが必要ということです!
教育訓練給付金の注意点
教育訓練給付金の中でも、専門実践教育訓練と特定一般教育訓練は事前に
訓練前キャリアコンサルティング
受給資格確認
が必要になるという条件が厳しくなっています。
それぞれ3種類の教育訓練給付金の対象講座を検索する時は
厚生労働省の検索システムから検索してみてください
そして、教育訓練給付金は後から支給されるので、まずは自分で学費を用意しなければいけないのでこれも注意しましょう
その他にも
今まで働いていて雇用保険の被保険者ならば失業保険が受給できたり
教育訓練支援給付金というのも受けられる可能性がある人もいます。
条件は、
45歳未満、雇用保険加入期間が3年以上の人
が受けられる可能性もあります。
専門実践教育訓練給付金の受給資格があり、専門実践教育訓練を修了する見込みがあること
など細かい条件があるのでこれもハローワークで確認しましょう。
期間も限定的なようですが生活費に充てられるイメージです
また改めて学校に行って資格を取るのは大変だけど、色々支援してくれる制度もあるから
利用して頑張ってね!
そうですね!
奨学金を利用したりもして不安ですけど、頑張ります!
最後に
今回は、お客さんのAちゃんが看護学校に行くという話から雇用保険の助かる制度があることを知り調べてみたいと思いました。
不足している情報もあるかもしれませんが、
夢に挑戦するどなたかの何かのきっかけやお役に立てたら嬉しいな〜と思っています。
少しでも不安がなくなりますように・・・
頑張ってくださいね!
最後まで読んでくれてありがrとうございました。
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