時々自分がいっぱいいっぱいになってしまう事があって、
思考が自分目線ばかりになり、自分勝手な考えばかりが浮かんでしまう事があります。
家族の中で自分だけが大変なんじゃないかと思ってしまったり
家族のそれぞれの大変な事を、結局なんとかしてあげないといけないのは私じゃん・・・
なんて重荷に思ってしまったり・・・
そんな事を思ってしまう事はありませんか?
私は薄情だからそう思うのか・・・
まだまだ未熟者だからか・・・
時々そんな風に考えてしまうブラックな私が出てしまう事があります。
自分は穏やかに暮らしたいと思っているのに、色々ハプニングが起こったり、予定がくるったり
それぞれ一人では困る事が起きた時に、誰かが手を貸さなくてはいけなくなった時
我が家では誰がどうなっても結局は私・・・
全く・・・夫婦二人でなんとかやってくれよ💢なんて親には思ってしまったり・・・
兄は若い頃から病気を持っていて、仕事に就いたりができません。
以前、調子が良い時にはアルバイトなどをしたこともありましたがなかなか体調が優れず、長く続ける事はできませんでした。
それは病気なので仕方がない事です。
しかし、もし元気な体だったら・・・
どんな仕事をしてたんだろう
結婚はしていたのだろうか
なんて考えたりもします。
やはり、家族は笑っていてくれた方が良いし、心配な事が無い方がいい
兄妹がそれぞれ元気に心配なく、それぞれ家族を持って自立していたら
それはとても幸せな事です。
しかし、何か心配な事があると、いつも心のどこかで心配になっています。
時に兄が病気じゃなかったら・・・
それぞれ普通に暮らしていたら・・・
心配しなくて済むのにな・・・
と考えたりもしてしまって、
特に調子が悪くなってしまった時は、どうしてあげることもできずに少し重い気持ちになってしまう時があります。
しかし、こう考えるようにしています
「もしも、私か兄かどちらかが病気にならなければいけない運命になっていて、それを兄が一人で背負ってくれたのではないか・・・?」
「私が健康でいられるのは、全てを自分の方で背負ってくれた兄のおかげなのかもしれない」と・・・
そう思うと自分にかかってくる負担も、何言ってるんだ、病気の兄はもっと苦しいんだ・・・と思えます。
そう思うようにすると
もしも、具合が悪いのが自分だったらと置き換えてみると、兄の辛さにも少し向き合えるようになります。
そして逆に、感謝さえ湧いて来ます
私の代わりに病気を背負ってくれて守ってもらったのだと・・・
ブラックな方の自分が出てきてしまう時はそうは思えなくて
兄貴が健康だったらな・・・とか
もしお嫁さんがいたら、私がやらなくてもよかったかな
と余計な事を考えてしまったりして
でももしお嫁さんがいても、きっとこの家にはいられず、出て行ってしまうんだろうな・・・
あのキャラが強い父と一緒には暮らせなかったかもしれない
私が実家で暮らしていられるのは、兄が結婚してなかったからだ
とも思えます。
長女に病気がわかった時、もしかしたら将来弱視とかで不便な生活になってしまうかもしれない
この子が一人っ子だったら、もしも私たち親二人に何かあった時とても困るだろうと思い、もう一人子供を持つ事は不安だったけれど、もう一人産むことにました。
その時点で次女は姉の分の運命も背負ったことになるのかもしれません・・・
次女には以前こんな話をした事があります。
もしも、いつか姉の目が悪化して視力が落ちてしまって困る事があったら助けてあげて欲しい。
もしかしたら、時にそれが負担に感じてしまうこともあるかもしれない。
でも、そんな時はこう考えてみて欲しい。
もしも姉妹二人のどちらかがあの運命を背負わないといけないとしたら?
もしかしたらそれは自分だったかもしれない
長女が全て病気をを引き受けてくれたから、あなたは病気の運命を背負わずに生まれて来れた。
だから、あなたにも本当はその可能性があったのだと
小さかった次女が今もそれを覚えているかはわかりませんが、私の経験もあってそう話した事があります。
大人のきれいごとと思われてしまうかもしれませんが、そう思えたら自分が楽になれます。
だからそれは自分の為なのです。
私自身も負担に感じてしまう時はそう考えるようにしていて、そう頭の中で唱えると心が落ち着いて前向きになれるようになります。
兄が私を守ってくれたのだと思ってます。
病気は、なりたくてなる人は誰もいなくて
本人が一番、もっと健康な体で産まれたかったと思っていると思います。
だから、その苦しみを一番わかってあげなければいけないのは私たち家族
それなのに重荷になんて思ってしまったら、かわいそすぎると・・・
もっと医学が発達して、治せるようになったら良いのに・・・
きっと病気のご家族を支えているたくさんのご家族が、今日も自分の中の自分と闘っているのでしょう
頑張りましょう
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