すったもんだありまして、いろいろケンカもしましたが、ひとまずアパートが決まりました。
私達親と本人のこだわる所が違い過ぎてなかなか決まらなかったのですが、結局、お互いの意見の70点くらいの所で折り合いをつけました。
長女が住む所なので、本人が気にいる所がもちろん最優先なので、そんなに親が口出しはできないのですが、安全だけはどうしても譲れないのです。
長女の頭の中には危機感という物がほぼ無く、なぜか一番のこだわりはバストイレが別
そして家賃
もちろん大事な事ですよ
家賃は固定費ですから、なるべく安い方がいいでしょうよ
でも、家賃の金額が安いから安いとは限らない
いろいろランニングコストを計算したら、表向きの家賃が高くても安くなる事もある
そんな事よりも先ずは安全に生活できる事を優先してよ
本当なら
会社の近くにすんで欲しかったし
駅近にして欲しかったし
オートロックにして欲しかったけど、
どれも聞き入れてもらえず
親からしたらここだけはの部分がもう少し聞いて欲しかったけど
それでも最初に決めてしまった
駅から遠くて
工場の横を通る寂しい道の
アパートはキャンセルしてくれて
少し遠いけど、街灯はあるし、このくらいならまあいいかという所になったのでホッとしています。
きっと少しすれば親も慣れるのでしょうけど、娘を一人暮らしさせるのが初めてなので、心配がいっぱいで
悪いイメージばかりが頭に浮かんで、最悪の事を考えてしまって
どうしてもそこだけは譲れない部分でした。
でも、一時は全く私達の意見は聞き入れてもらえず、
こんなに言ってもどうしてわかってくれないのだろうと本当に情けなくて
こんなに頑固で人の意見を聞く耳がなくて
涙ながらに訴えても聞いてもらえず
本人が押し通して申し込んでしまった後に
遅い昼間でラーメン屋に入り
3人壁に向かって横に並んで
涙を流しながらすすったラーメンの味はぜんぜんわからなくて
「これだけ訴えてもダメだったのだから、万が一この子に何かあっても、これが運命だったのだと諦めるしかない」
と覚悟を決めたほどでした。
これがもし学生の一人暮らしだったら、親の援助の中で始める事なので、もう少し親の意見を聞いてもらえたのでしょう。
そして、少し安全な所で一人暮らしを経験して行く中で、今後の物件選びはもう少し知識がある中でできたのでしょう。
変にもう社会人として一年半過ごして来て
自分のお金で生活するという自我があるのに
経験値も危機感も無いので、
楽しい夢しか頭の中に無いので
そこに意見する親は敵でしか無くなってしまったのかもしれません。
どうやったら怖い事をイメージしてもらえるのか・・・
考えて
その寂しい場所にあるアパートを本契約してしまう前に一度夜歩いて来て欲しいと訴えました。
そこまでの往復の交通費は出すから一度歩いてみて、仕事終わってから片道一時間電車に乗って疲れて帰って来て更にまた15分歩けるのか
それも普通の道じゃ無い
夜になると誰もいない工場の横を本当に歩いて毎日通えるのか
実際に歩いて来てみて
と訴えました。
するとだんだん少しだけイメージが湧いて来たのか、徐々に話を聞いてくれるようになり、
最終的にはその物件はキャンセルという事になりました。
今回の物件選びで
我が子の意外な一面を知ることができました。
それは、芯が強いとか言う次元ではなく
こういう時は本当に人の話が聞けなくなってしまう人なのだとわかりました。
今後もいろいろと人生を左右する大きな判断をする事もあると思うのですが、
きっとそういう大きな大切な決定をしなければいけない時に限って、周りの忠告が聞けない傾向にあるのだと思います。
もしかしたら、親の意見じゃなく
友達の意見なら聞いてくれるのかもしれないのですが
本人の都合の良い意見しか言ってくれない友達しかいなかったら
誰も耳の痛い事を言ってくれる人がいなくなる
そんな風になると、いつか大きな失敗をするよ!
と話しました。
大切な話をする時は、お互いの意見を出し合って話し合いをするようにして欲しい
自分の答えが決まっていて
それしか耳に入らない生き方ではなくて
話し合いをして欲しい
と思います。
今回はずいぶんエネルギーを使いました。
私もきっと心配症で子供達が怖い思いをしないようにしないように
排除しすぎて、安全に生活して来てしまったので、危機感を持たなくなり
そういう親の心配がわずらわしくて育ってしまったのかもしれないと思いました。
要は「構いすぎ」
だったのでしょう・・・
この年齢になるまでに失敗の数が足りずに大きくなってしまったのでしょう
親の私達にも責任がありますね
今回の娘の態度は
親に対する「子離れせよ」の強いメッセージなのでしょう
覚悟を決めろという事なのですね・・・
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