私達の世代は、妻が夫婦二人分のお金をまとめて管理する家庭が多かったような気がします。
夫の分のお給料も妻の分のお給料も〇〇家のお金として、
家の将来のため、
子供達の将来のため、
緊急の出費に備えるため、
日々の生活のため
振り分けて
通帳は主に夫名義で作り貯蓄していました。
我が家もそうで、
夫のお給料は銀行振り込みだったので、夫の収入から銀行引き落としの支払いをまとめて夫の口座から
私は手渡しでもらっていたので、現金で支払うものは私から
それぞれの口座から積立預金で将来の備えをしていました。
これはずっと先の将来のため
これは10年後に車を買い換えるため、2台分同じ口座で積立
これは毎月の引き落とし
などと分けていたのですが
最近では個人情報だの税金だのと何かとお金の管理や引き出しの時に本人がいないとできないだの、妻名義の車を購入するのに夫名義の口座から110万円以上の支払いをすると厳密にいうと贈与税がかかる
などと、面倒な事が多くなった。
今までは一軒の家単位で考えていたので、銀行口座の名義は夫でも我が家の車を購入するため・・・
車だって妻名義とは言っても我が家の車を購入するのに・・・
夫名義の通帳だって、私のお金も混ざっているのに・・・
などと普通に思っていました。
いつの間にか悪知恵の働く犯罪が増えたので、銀行もそれを防ぐために、たとえ夫婦間であっても引き出す時にチェックが厳しくなったり、通帳を作る時も厳しくなったりしました。
ですから、通帳は夫名義だけじゃなく、妻名義のも無いと平日休みの無い夫を銀行に連れて行くのは大変なのでとても不便です。
それから、医療費という観点からも夫婦のお金は別々に管理する必要があるなと考えます。
現在、我が家では高額な医療保険をやめて貯金で備えて行こうと考え中です。
保険で備えてしまうと、保険会社が定めた条件に当てはまらなければいくら高額の支払いをしてあってももらうことはできません。
それに、リスクの少ない若い頃は少し安く入れても、いざこれから病気のリスクが高くなるという年齢になると、今までたくさんお金を払ってきて全然使っていないのに急に保険料が高くなり、今までと同じには保険に入っていられなくなります。
今まで保険料でだいぶ支払いをして手元に残るお金がなかったので、貯蓄はできていないのに、本当に必要な時に保障を減額せざるを得ない
そして、手元に残るお金が無いのに具合が悪くなった延長で老人ホームに行くことになったとしても、入院特約ではお金は下りないのです。
ですから、保険をやめて現金で備えたいと考えてはいるものの
もしも病気になってしまった時の事を考えます。
もしも入院しても、高額療養費制度があるおかげで月10万円くらい見ておけば社会保険や国民保険が適用する支払いと食事代、寝巻き代くらいは支払いはできる。
それが長くなって半年でも60万、手術などをしたとして100万円備えれば大体の事は支払えるだろうか・・・
万が一、 ガンなどの繰り返し入院するような病気や、治療費が高くなるような病気だったらどうだろうか・・・
保険のセールスレディの方がガンになったら一時金が出て、病気と安心して闘えると言っていたけど、それだけのお金を用意できるだろうか?・・・
先ずは一人100万円を保険に入っているつもり貯金をするとして、別々に分けて考えないと、夫婦どちらか先に病気になった方で、お金を使い果たしてしまったら、後に残された方は自分の病気に備えるお金がなくなってしまう・・・
だからこそ、夫婦それぞれの名義で備えておく必要がある。
一人分の予算が見えていれば、そこまでは医療費がかかっても想定の範囲内ということになる
そうじゃなければ、もしも相手が病気になった時に、2人で貯めたお金を相手の治療費に使うというのがその時気持ちよく決断できるか自信がない
子供も大きくなり、子供のために備えるお金がなくなったら、今度は自分達の老後のために備える。
国の税金のルールも変わってきて
贈与税やら相続税やら色々考えなければいけないので
今後は夫婦別々に将来に備えて行った方がいいようですね。
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