私はどうやら何をやっても続かないけれど、何やら書き留めておくのは好きなようで
この頃隙間時間を使って片付けをしていたら、何冊かノートが出て来ました。
どれも書きかけのノート
何が書いてあるのかとペラペラとめくってみるとどれも三分の一くらいしか使ってないけれど
どれも目的が違くて
長女の先天性白内障の手術の時の入院した時の記録やら
先天性白内障について調べた記事やら
次女の出産の時の記録やら
育児日記やら
夫の借金の記録やら(笑)
これは確か離婚することになったら証拠として書き留めておこうと思って書いていたんだな
若い頃の記録(笑)
それは今となっては笑い話ですが・・・
長女の手術のための入院の時のノートは少し読んでみると、今読んでもなんだか泣けてくるな〜
長女の入院中の出会い
まだ生後5ヶ月になったばかりの赤ちゃんを、病院に残し付き添いもできなくて
東京の有名病院は付き添いをするためには個室を取らなければいけなくて
その個室代はかなりの高額でしたので、赤ちゃんがたくさん入院する大部屋での入院でした。
それでも今思うとそのおかげでいろんな世界を知ることができました。
長女が入院した病棟は小児外科で眼科からの入院なのですが病棟は小児外科
目の手術で入院しているのはその時はうちの子だけで
他の子は口唇列や腸の手術など大きな手術を控えていたり終わっていたり
みんなそれぞれが大変なことを背負っているという感じでした。
みんなその部屋に入院する子は付き添いはできなくて、一日1回 14:30〜18:30までの4時間だけの面会時間
面会時間前の入り口には面会時間をママたちが待ち
時間になると消毒をしたりしてからパパかママのどちらか一人だけが中に入れるというシステムでした。
部屋に入れない家族は廊下からガラス越しには子供の姿が見れるので、夫が一緒の時は交代で中に入りましたが、平日は私一人で通っていました。
私の父と母が見にきてくれたこともあり、4時間の間ずっとガラス越しに長女の姿を見て帰りました。
手術が終わった後は、目を擦ってしまわないように、手が曲がらないようにするギプスをつけました。
大リーグ養成ギプスなんて言っていましたが
入院してから手術までの間に、みんなで夜なべをしてそのギプスを作りました。
あの頃、私はなかなか手術することをポジティブに考えられなくて、水晶体を取り出してしまうので
「みんなにはあるものがこの子には無くなっちゃうんだな」なんて思ってしまいました
そんな気持ちをつい隣のベットの子のママに話してしまいまして
「大丈夫!あなたが子供を守ってあげるの!医学は進歩してるんだから!大丈夫!」
と喝を入れてもらったり
面会の前に入り口で待っていたら、私にエッセイの本を買って持って来てくれたママもいました。
その本の内容は、確か気持ちを励ましてくれるような内容の本だったと思います。
たまたまそこで一緒になっただけの縁なのに、そんなふうに気にかけてもらえたことは本当にありがたいと思いました。
その方とはしばらく年賀状でやり取りしていたと思うのですが、今どうしているのかな・・・
あの時はお世話になりました。
経験して視野が広がる
何事もなかったら、そんな出会いもなかったのでしょうし
長女の病気を通していろんな出会いがありましたし
いろんな経験をさせてもらいましたし
視野を広げる機会になりました。
あの頃、苦しくて苦しくて気持ちの整理をするのが大変だったけれど
苦しかったのは私たちだけじゃなくて
あの病院の中だけでも何人ものドラマがありました。
苦しい時にしか広げられない視野がある、感性がある・・・なんて思います。
弱い立場になって初めてその世界を知る
そこに行った人しか見えない世界
そんな世界がたくさんあるのでしょうね
そして意味がある
何か苦しくなった時や辛いことが起こった時は
「神様は今度は私に何の勉強をさせようとしてるんだ?」
と考えてみるようにします。
何について気持ちの整理をすれば、この苦しさが和らぐのか?
と考えてみるようにします。
思うようにいかない事、苦しい気持ちだけにフォーカスしてしまうと
そこからどうにも逃げられなくなって道がふさがれてしまうような気持ちになるので
そう考えると抜け道が見つかったりするからです。
私の思考法はただの自分を守るためのものですが、でも自分を守ることはとっても大事だと思います
逃げると言っても問題から逃げるのではなくて、視点を変えて考え方を変える
これは何か自分を成長させるための出来事
そう考えると何か気づきが生まれると思います。
皆さんの苦しみが少しでも癒えますように・・・
にほんブログ村
人気ブログランキング
コメント