二世帯同居・・・
完全同居しているお家は私の周りではだいぶ少なくなりました。
敷地内同居で家も生活も別の人
二世帯住宅で食事も風呂も別の人
そんな人はいるけど、同じ建物で冷蔵庫も洗濯機もお風呂も食事も一緒という人は多くはありません。
子供達が小さい頃は私の祖父母もいて、三世帯同居、9人の大家族でした。
祖父母との暮らし・・・
今は核家族の家庭も多いので、そういうお家と比べるとできない事も多く、自由が少ない感じで、若い人達だけの暮らしに憧れていました。
夕ご飯に焼きそばだけとかできずに、焼きそばはおかずの中の一品
好き嫌いもそれぞれあるから何品もおかずを作るとか
お風呂の順番待ちとか
家のスペース問題とか
大した事ない問題がたくさんありました。
でも、長女が産まれた時はコンタクトレンズをして目が離せない赤ちゃんを祖父母二人で一歳まで見てくれたり、たくさん助けてもらいました。
その頃、祖母が78歳 祖父が80歳位だったかな・・・
今の私の親達より2歳位大きかったかな・・・
それでも、そんな元気だったおじいちゃんおばあちゃんも年々歳をとっていきました。
最初はおじいちゃんの方が前立腺の病気や心臓の病気や尿道結石などで何度も入院したりしていましたが、先に年を取ってデイケア等が必要になったのはおばあちゃんの方でした。
おばあちゃんも私の子供達を見てくれたり、庭の草取りをしてくれたり、よそのおばあちゃんよりは元気じゃないかと思っていたけど、突然ガクッと年をとってしまった時がありまして、今思うとあの時も脳梗塞だったのではないか?と思いますが、あの時病院へ行きましたが足のレントゲンを撮ってもらっただけで、わかりませんでした。
その後おばあちゃんは突然具合が悪くなり、入院してそのままリハビリ施設に4年くらい入った後、長女の中学の入学式の前日に亡くなりました。
そして同じ年の秋におじいちゃんも亡くなり、一気に二人を見送りました。
そんな経験から、
人は老いるとこうなって行くというのを目の前で見て体験しました。
ある意味、その辺で見かける年配の方々は元気な人達で、本当に介護が必要になっている人は、なかなかお会いすることはできないので、私達は自分達の将来を考える時に元気なお年寄りの姿で想像していると思います。
でも人間は最後は一人では生活できなくなる事もあります。
誰かのサポートがなければ自分で病院に行く事も、買い物に行くことも、ごはんを作る事も、お風呂に入ることも・・・
場合によっては一人で食べる事もきがえる事もできなくなる事もあるのです。
だから私は将来一人になるのはとても怖いです。
「一人ぼっちになったらどうしよう」
おばあちゃんを送り、おじいちゃんが亡くなった日の夜、しみじみそう思いました。
娘達も私の父母との暮らしの中でいろいろ感じてくれていると思います。
今回の母の入院の時もいろいろ助けてくれました。
病気を境に母の変化も実際に横で見たのはかなりの体験です。
人間は不死身じゃないし、一人では生きていけない
誰かしら、何かしらの助けがあって生きていける事を知るのはとってもありがたい経験だと思います。
同居は時に大変で面倒な事もありますが、いい事もたくさんあります。
学校のお勉強では学べないリアルな体験学習です。
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