手術をしてくれる先生の診察を受けました。
最初に診てくれた先生は
「直ぐに手術」
と言っていましたが、
手術をしてくれる先生は
「目薬で瞳を開かせてそこから光を入れて、一歳まで待って手術をする」
との事でした。
赤ちゃんの目は、初めはあまり見えない状態なのですが、産まれてから光の刺激等を受けて徐々に発達していくのだそうです。
先天性白内障の子は水晶体が濁ってしまっているので、その発達していく一番大切な時期に光が入らず刺激を受けないので発達できずに弱視等になってしまうそうです。
うちの娘の場合水晶体が年輪のように濁っていて、一番外側に少しだけ光が入る部分があるので、瞳を開く目薬をつけてなんとか回りから光を入れて刺激を与えて、一歳になったら手術すると言う事でした。
そして更に、たまたま知り合いのつてで、東京のK病院のK先生宛に紹介状を書いてもらえる事ができたので、そこにも診察に行きました。
そこでの診断は、
「うちだったら直ぐに手術です。」
との事で、どうしてそんなに先生毎に意見が違うのかわからなくて、とっても迷ってしまいました。
大きな病院で診てもらえる事はとてもありがたいのですが、そんなに遠い所で手術を受けてしまって、地元に帰って来てからもしも何かあったら、直ぐに病院に行く事ができない事がとても不安でした。
何よりも先生達の意見が違う事は何を意味するのかがわからず判断に困っていたところ、地元の保健センターの保健婦さんが親身になって話を聞いてくれて・・・
近所に発達を専門にしている個人の小児科があるので、その先生に相談してみては?と言ってくれました。
今度はそのY診療所という小児科に行き、
地元の病院で一歳まで待つと言われた事
K病院では直ぐに手術と言われた事
を話しました。
するとY先生は、
地元の病院が一歳まで待つと言うのは手術にも麻酔をしたり等のリスクがあるからだと思うと教えてくれました。
「僕は眼科医ではありませんが、発達が専門ですので、その観点からみれば直ぐに手術だと思う。」
と教えてくれたので、東京の病院に行く事に決めました。
そして、やはり何かあった時には地元の病院にもお世話になることになるので、とても言いづらかったのですが、東京の病院に行く事とこちらでもお世話になりたいとお願いしに行きました。
ただ、その当時私達は何も知らずに地元の病院に相談せずに東京の病院に行ってしまいましたが、本来は地元の病院に他に診てもらいたい旨を伝えてお手紙を持って行くべきだったようです。
「そんな事を言ったら失礼だ」
と思い込んでしまい、かえって先生には失礼な事をしてしまいました。
それでも、何かあれば診ますよと言ってもらえて、安心して東京の病院で手術をしていただく事になりました。
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