所得税や住民税の減額につなげられる「扶養控除」、子供がいる人はみんな控除になると思っているけれど
児童手当をもらっている子供は控除にはなりません。
意外に子供がみんな控除になっていると勘違いしている方もいるので注意が必要です。
児童手当をもらっている年齢は扶養控除にはなりません
児童手当は、15歳までなので、16歳〜扶養控除に入ります
え〜!うちは扶養に入っているよ!という方は健康保険の方だと思います。
0歳から中学校卒業の年度末までは、住んでいる市町村から児童手当がもらえます。
そのうちは扶養控除にはなりません
16歳以上から控除対象に
16歳上の子供を育てている人は、一定の要件のもと、所得額から一定の額が扶養控除になります。
16歳以上19歳未満の子供(一般の控除対象扶養親族)で38万円
19歳以上23歳未満の子供(特定扶養親族)がいる人は63万円が控除に入ります。
特定扶養親族とは、19歳以上23歳未満で、年間の所得金額が48万円以下
アルバイトなどの給与所得者なら給与所得控除と合わせて103万円までの所得の人
なので子供がYouTuberなどで所得があると48万以下が条件となります。
今は学生でもYouTubeやSNSなどで収入がある人もいるので要注意です。
もしも、そんな収入があったとしても
自分の子供が、アルバイト以外でそんな収入があるなんて知らない親は多い気がします。
そして同じ大学生でも、18歳だと扶養控除額は38万円となるので、早生まれの子を持つ家庭は一年損をしてしまいますね
38万円と63万円では25万円も控除額が違うのですから、ここは年度じゃなくて年区切りなのは、なんだか損した気がしますね
その他子供以外にも、老人扶養親族(70歳以上)、同居以外で48万円の控除、同居で58万円の控除が受けられるそうです。
なお、扶養控除が適用されるにはその他にもいろいろ条件があるので、詳しくは国税庁のホームページなどで確認をお願いします。
節税は難しい
節税問題はとても奥が深く、なかなか理解するのは難しいです。
お客さんがiDeCoをやろうかやらないかなどを話していたら、控除の話になりまして
まだ小さな子がいるそのお客さんは、これからお金がかかるのでiDeCoがいいのか悩んでおられました。
私の家では、長女が社会人になって扶養控除が減ったので、手取りがどんどん減ってしまうので iDeCoを始めましたよ!
子供が扶養控除にという話になって、
そういえば児童手当がもらえてえるうちは扶養控除にならないのでは?
という話になり、控除にならないことを知らない感じだったので検索しながら話しました。
iDeCoは年金なので60歳までは引き出せないので、使う当てがあるお金には不向きですが
老後を考えるなら所得控除になるから良いですよね
なんて話しながら、私では隅々までわからないのでリベ大のYouTubeを紹介しました。
iDeCoについて、とてもわかりやすいのでおすすめです。
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